Sashunのカタログコラム

学校で教わらないけど普遍的で大事なことを、アイテムや体験を通じて、あぶり出すコラム

背伸びの効用 <変化は何歳からだってできる>

私は従来2万円以下の服しか買っていません。
ただ、最近5万円くらいの上質な服も買うようになりました。

重要と思うモノや生活レベルを段違いに飛躍させるモノに対して、
100万円くらいは出すのもやぶさかではありません。

この上限額が以前より増したことによって、次のような
心境や感覚の変化が起こりました。

・お気に入りで常時使用するモノが増える
・気持ちが前向きになる
・買う時に店員さんの知識を引き出して勉強になる
・店員さんとの会話により、普段話さない人との心理的壁が少なくなる
・もっと購入できるような資産形成を考えるようになる
・失敗に対してのストレス許容量が増える
・一段上の品質や価格のメリットを理解したうえで買うので、
 品定めの自分基準ができる

このように「背伸びしたことで格段に視野が広くなる」
ことを強く感じました。

何かを変えれば、その周辺領域もまた、ずいぶん変わるものです。

年齢を重ねるごとに変化を嫌うようになります。
そして、固定観念が根を張り、人に対して批評するようになってしまいます。

    関連エントリ
    

お金を出せば変化が起こり、新鮮な空気を吸えるのなら、
新年になったことですし、まず普段より高額なモノを買ってみてはどうでしょうか。

固定費がかからないモノに対しての贅沢であれば、たとえ失敗しても
それはそれで、学びがありますしね。

新版 28歳からのリアル

新版 28歳からのリアル

 

 
そんな時でも一歩ずつ。

くじけた時と立ち直る時 <マインドは自分で変えられる>

人はくじけた時にこそ、プラスのマインドを持つべきなんだと思います。

私は、やれるだけやったけどスランプから脱出できずに、
年度変わりに辞めたモノがあります。
マインドはどん底でした。周りが支えてくれる恵まれた環境では
なかったので、時間をかけて徐々に立ち直ることになりましたが、
今でも悔やむことが多いです。

でも、スランプや失敗したときって、
「恵まれない環境→マイナスマインド→悔やみながら立ち直る」
ではなくて、
「マイナスマインド→恵まれない環境→悔やみながら立ち直る」
なんですよね。

だから、最初の段階の把握と対応は、恵まれない環境を嘆くのではなく、
マイナスのマインドをプラスのマインドにするのが正解だと今では感じています。

「プラスマインド→新しい環境の出会い/気づき→決意をして立ち直る」

環境を変えるのは難しいですが、マインドだけは自分で変えられます。
そんな私の来年以降の行動目標は、「プラスマインドを持つ」にします。

 

 
そんな時でも一歩ずつ。

年を取っても慕われる人は謙虚 <クリスマスキャロルの普遍性>

高倉健さんが他界しました。

とにかく、謙虚で実直な印象の俳優です。
自分が豊かになるのは、人を褒める時だと自覚し、褒めて優しく接していたというエピソードを聞いて、ハッとさせられました。
だからこの俳優は、人から慕われていたんだなと。

一般論ですが、つらく当たる人や足を引っ張る人は、最終的に人の輪から外れ(外され)、心が荒んでしまうことが多いです。
そうして、勝ち負けや上下を気にする人生は、寂しいモノになっていく気がします。
理屈で言うと、無駄なエモーショナルコスト※を発生させる人間は、疎外されていくということ。
※詳細はAmazon.co.jp: それでもあきらめない ハーバードが私に教えてくれたこと: 林 英恵: 本を参照。


では、そうならずに、高倉健さんのようになるにはどうすれば良いか。
人に優しさを持って接することかなと思います。

以上の考えを象徴する小説が、クリスマスキャロルです。

主人公が、自分の心の荒みに気づき、やさしさを取り戻して人の輪に戻っていくストーリーで、人生で大事なのは何かということをつかめる小説です。

実は、高倉健さんとスクルージ(クリスマスキャロルの主人公)は全く異なる人物像ですが、共通点もあるんです。

それは、実直に一つのことに取り組み、こだわりのモノを持っていたということ。
高倉健さんは演技、スクルージは商人として、人生を徹底しています。

おちゃらけて軽い言葉で優しさを出すのではなく、自分の出来ることを精いっぱいやって得た経験から出てくる優しさを持って人に接するのが大事なのではないでしょうか。

 

クリスマス・キャロル (新潮文庫)

クリスマス・キャロル (新潮文庫)

 

 これからの季節におすすめ。

そんな時でも一歩ずつ。

迷ったあとの動き方 <峠の入り口で考えること>

迷う。

どうすれば良いか分からない。または、どちらが良いか分からない。

そして、そのあとの行動は、人生の進み方さえ左右します。
迷った後はどちらの行動をとりますか?

①高邁な心で考える
②他人の様子を調べる

②をベースとする動きをする者は、強者に気に入られることだけを考える恐ろしい存在になります。
すぐにネットで調べる人、マジョリティに逃げる人、その行為は否定しませんが、必ず自分で考えて、理由を明確にして決断したいものです。

物事をなす時は、発想点は簡単明快であるべき。複雑で欲深な発想や目的意識は結局何もできなくなります。

まず調べることから入る自分、難しさが好きな自分、反省しきりです。

峠 (上巻) (新潮文庫)

峠 (上巻) (新潮文庫)

 

 そんな時でも一歩ずつ。

人との交わり <他者への想像力を豊かに>

仲間と一緒に、何かをやり遂げたことはありますか?

勉強ができる、または、頭が良い振りをしている人の中で、人との交流を苦手としている人は少なくありません。一人でできる範囲が広いからです。

しかし、社会で一人で出来ることはあまりにも少なく、あっても、つまらないコトしかないように思います。チームで課題にぶつかることが基本です。

チームが最大限の力を発揮するには、どうすれば良いのでしょうか。
体得するには、
部活やクラスの行事を一生懸命やり、傷つくのを恐れずにたくさん経験することです。
社会に出たら、社交辞令を言わずに、相手との交流を大事にすることです。

人との交わりは、相手を思いやることが大切で、相手の気持ちや考えを慮るのは人と交わることが必要です。頭で理解するのではなくて、体が反応しないとダメなように思います。

 

憂鬱でなければ、仕事じゃない

憂鬱でなければ、仕事じゃない

 

 「人を動かすことが、あらゆる仕事の原点である。そのために必要なものは他者への想像力である。
他にもたくさんの格言が出てきます。刺激を受けます。


そんな時でも一歩ずつ。

夢をかなえる陽の力・陰の力 <選択と集中>

夢を実現した後の自分の姿はイメージするだけでワクワクします。
もっと明確にイメージするためには、別の人生の自分や、夢のために捨てるモノがなんなのかをイメージすることも大切です。


夢をかなえようとしている人生(陽)
別の夢を歩んでいる人生(陰)
の比較をして、やはり「陽」の人生がいいなと思うのなら、全力で夢に向かって進む。迷ったときは「陰」が後押ししてくれる。


たとえば、オリンピック選手になる(陽)。恋に遊びに自由な生活をする(陰)。
最初に比較して、やっぱりオリンピック選手を目指すなど腹を据えれば、途中で弱気な気持ちになることも少ないのではないでしょうか。

情報を自分からあえて隠して無我夢中に突き進む戦略もありますが、単なる思考停止に見えてなりません。夢だけではなくて、別の現実をきちんと見て、自分が選ぶ分かれ道を通りたい。

選択と集中も同じです。Apple社の故スティーブ・ジョブズ氏も、5つの製品に経営資源を絞れと言っています。これは、各製品の「陽」と「陰」を考えに考え抜くことの重要性を示しています。


私の場合、一つのことに時間を費やしてきた学生生活。道半ばで終わってしまったけれど、やってよかったと思えているかどうかはハテナです。。。陽・陰をもう少し真剣に考えればよかったなと思っています。いや、分かれ道がはっきり分かっていれば、真剣に考えていたのですが。


自分の5年後くらいの姿を、イメージするのは、楽しいけど、つらい面もある。
でも、自分のことはちゃんと考えたいものです。

スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ I

 
スティーブ・ジョブズ II

スティーブ・ジョブズ II

 

 
そんな時でも一歩ずつ。

読書のすすめ <意義は向こうからやってくる>

本を読むという行為は自分との対話です。

難しい本でも、自分が求めているときは、それにこたえてくれるものが自然に分かるものです。

だから、たくさん読む。スナック菓子のようなその場限りのミステリーだけではなく、古典・哲学・新書、あらゆるジャンルの本に接する習慣をつける。
インプットだけのように思えるが、悩んで読んで、読んで悩むを繰り返すことが自己探求になる。何か一つでも、行動に移せば立派なアウトプットです。

完全な受け売りですが。。。

 

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)

 

 

そんな時でも一歩ずつ。