知識と思考の違い <情報閉鎖vs自分のアタマで考える組織>
知識とは「過去の事実の積み重ね」であり、
思考とは「未来に通用する論理の到達点」である。
思考についての示唆は、下記紹介書籍に譲るので、
ここでは、「思考」の障壁となる例を「知識」として、
述べたいと思います。
まず大前提として、思考するためには最低限の知識が必要ということがあります。
議論の内容によっては、深い知識がなければ、思考のスタート位置にもたてません。
つまり、知識を伝えずに、思考のスタートラインに立たせないことは、
最大の障壁になるのです。
これを知っていてか、知識をあえて伝えない人がいます。
自分を通さなければ議論が発展しないのなら、最初はチームの中心に
いることができます。
しかし、情報をあえて出さないことが明るみに出て、
情報優位を利用する議論に勝ちたいだけの人と思われてしまいます。
無意識にでも起こりうる現象であり、最終的には、情報を閉鎖して
組織をダメにする厄介者というレッテルを張られてしまうので、注意が必要です。
知識を独り占めする障壁は自ら取り除きたいものです。
知識を発信して共有する。そのうえで思考して勝負する鍛錬を
早いうちから行いましょう。
情報閉鎖に立ち向かい、自分のアタマで考える環境を
率先して作っていく姿勢が大切です。
そんな時でも一歩ずつ。