Sashunのカタログコラム

学校で教わらないけど普遍的で大事なことを、アイテムや体験を通じて、あぶり出すコラム

誰得かという視点 <ワールドカップ2014inブラジル>

トピック「ワールドカップ」について

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ワールドカップが盛り上がっています。
日本チームにはまだ頑張れる力があると思っているので、
最後まで応援を続けるつもりです。

ただ、率直に言うと、なぜそこまで強くもないサッカーが
日本で人気があるのでしょうか。

卓球でもよいではありませんか。男女ともに強いエースがいて、
ランキングも上位で、圧倒的な強さの中国に立ち向かう姿が涙を誘います。

ラグビーは、ワールドカップがあるし、サッカーのランキング46位に対して、ラグビーはランキング12位ですが、なぜ、サッカーほど人気がないのでしょうか。

人気スポーツになる要素は何なのか、下の3つを考えてみました。

 


1.スタジアム競技
  →1試合あたりの動員数が多いこと。
   つまり、ビジネスチャンスの裾野が広く、
   マスコミが取り上げることのメリットが大きいです。
   とりわけ、アルコールとマッチする観戦スタイルを、
   ビール会社・居酒屋業界が放っておくわけがありません。

2.若者向け
  →若者が熱心になる競技の方が、流行になりやすいこと。
   マスコミがあおりやすいです。
   よって、一見関係のないファッション雑誌にも、頑張れという
   振りでスポーツ関連の広告が掲載され、若者の熱意を巧みに
   自社に誘います。
   このような媒介を、流行を追う業界が逃すわけがありません。
   
3.モテる
  →女性の視線が集まりやすいこと。
   昔からスポーツができる人・モテる人がやる競技は
   サッカー/野球/バスケと相場が決まっています。
   すると、それをうまく利用して、女性と関わりを持とうとする
   輩も集まります。理想をかざし、断固否定する人もいると
   思います。しかし、現実は違います。
   チャラ心が、その女性視線を泳がせておくわけがありません。

こうしてみると、卓球やラグビーの人気がサッカーに及ばないこともうなずけます。

なんちゃってのサッカー解説者がW杯には急増し、辟易しています。
自宅か詳しい人同士で語ってほしい持論を、電波に乗せて、
上3つの何かに関わるメリットを得る魂胆が見え見えな人が多いです。

誰得かという視点を持って、物事を見てみると色々な気づきがあります。
金・欲に引きずられず、純粋な想いで応援したいと思います。