新生活で意識したい3つのこと <時間対効果の最大化>
4月になり、新しい生活が始まる季節です。
人との出会いが一気に増えるのですが、意識的にがんばってみてほしいことが3つあります。「風が強く吹いている」という小説のシーンになぞらえて、解説します。
- 新しいコミュニティに所属してみる
- 「続ける」を目標とせず、「繋がる」を目標とする
- 創る経験をする
1.新しいコミュニティに所属してみる
→人見知りな人はこのはじめの一歩が難しくて、つまづくと長い間引きずってしまいます。新しい生活が始まる時は重要なターニングポイントになり得るので、ぜひ勇気を持ってほしいと思います。一度流れに乗れば、なんとかなるものです。
「風が強く吹いている」では、主人公が過去の過ちに囚われ、所属するのに迷いを見せます。しかし、勇気を持って新しいコミュニティに所属することで、仲間との絆や自己成長の物語がスタートするのです。
2.「続ける」を目標とせず、「繋がる」を目標とする
→コミュニティに所属する最大のメリットは繋がりを作ることができることです。スランプ・失敗などで、繋がりの修復が厳しくなるのであれば辞めて、新しい場所で繋がりを作るのも大事な決断です。辞めることを絶対悪とする考えは間違いです。最後までやった達成感は、一時的には良いですが、繋がりが切れることと引き換えにするならば、そこで費やした時間が、のちのち悲しいものになります。逆に仲間と繋がりが自分に力を与えてくれるのであれば、最後までやり遂げてください。
「風が強く吹いている」では、主人公が仲間との繋がりを感じはじめた時から、物語が躍動していきます。
3.創る経験をする
→コミュニティの一人ではなくて、コミュニティを動かして「創る」存在になることが重要です。何か創る時に苦しんで、周りと切磋琢磨することは、繋がりができる最大のチャンスです。しかし、創る経験は、見てるだけではできません。コミュニティに所属していても、創る場を確保できなければ、もちろんできません。創るチャンスは積極的に取りに行きましょう。
「風が強く吹いている」では、走る行為の裏に、仲間を励ましあいながらの練習・参加するための資金集め・宣伝活動などの「創る」経験があったから、物語が魅力的になっていきます。
私の場合、いずれも失敗を経験しています。青春だなぁなんて自己満足していたのに、のちのち後悔しました。
なぜ後悔しているのか。それは、そのときの時間を、早く別のために振り替えておけば、もっと繋がりができて成長できていたと思うことがあるからです。
1.コミュニティに所属せず、一人で悶々とした・・・時間の無駄です。
2.多少の犠牲は厭わず、最後までやり通した・・・思考停止による時間の無駄使いです。
3.ずっとベンチを温めていた・・・1回の本番は100回の練習に勝ります。
徐々に差が開いて取り返しのつかないことになります。
時間対効果というと、無機質ですが、ちゃんと考えないといけないと思います。