男前であるための3つの覚悟 <RAINBOWの登場人物の生き様>
RAINBOW 二舎六房の七人(全巻)を読みました。湘南特別少年院での話ということで、私の地元湘南と同じで親近感が湧いたところと、表紙絵に迫力があるというところに惹かれて読み始めました。
男の友情シーン、困難を仲間と一緒に乗り越えていくシーン、戦い/ボクシングのシーンがたくさん出てくる、王道のマンガです。
戦後の世の不条理に抗っていく主人公たちが、弱者を食い物にする悪役と戦っていく姿は、とても誇り高く、かっこよいです。
現実的にありえないなどのツッコミはせず、細部は無視して、大マジメにその作品の世界に没頭した結果、男前である3つの覚悟ってコレかなということを書いてみます。
1.損が平気で出来る男になれ
→損得勘定で動く人間は、器の小ささが行動の端々に現れるのかなーと自分を省みています。器の小ささを隠すのではなく、損得関係なしに誰かの為を想って動ける人になっていようと思います。
2.確率なんて、いいとこのボンボンが考えることだ。俺たちみたいな社会のクズは、毛ほどのチャンスに命を賭けなきゃ、その途端に負け犬になっちまう。だから勇気だけが頼みの綱だ。
→これ、いいとこのボンボンを「恵まれた環境/容姿の人」、社会のクズを「これといった武器の無い平凡な人」と言い換えると、自分にとって非常に身に沁みる言葉でした。言い訳を考える前に、行動に移す勇気を持とう。となりの芝生は青いなんて考えずに、没頭する意思を持とう。そんな風に考えさせられます。
3.幸せでなけりゃ生まれた甲斐がない
→この言葉、誰かを幸せにしたいっていうシーンに出てくるんですよね。主人公たちは、いつも人の幸せを願っています。
男臭いマンガを読みたい方や元気を出したい方はぜひ読んで、男を上げてください!
RAINBOW 1―二舎六房の七人 (ヤングサンデーコミックス)
- 作者: 安部譲二,柿崎正澄
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/04/05
- メディア: コミック
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