言霊と応援する人される人 <勝沼フルーツマラソンでの激走>
昨年10月の話ですが、勝沼フルーツマラソンの20kmにエントリーして走ってきました。ハーフマラソンですね。沿道の人に応援されて感じた、言霊について書きたいと思います。
そのマラソンは、フルーツマラソンという名前から、ほんわかした感じや完走後のぶどう・ワインの差し入れなどとても和やかなイメージで、楽しみにしていました。
しかし、当日はかなりの土砂降り。帽子をかぶっていても、ひさしから雨が滴り落ちてくるくらい。グラウンドの水はけも非常に悪く、泥だらけで、受付するにも一苦労。
いよいよ出走し、走りながら愕然としました。
0km~7km :終始上り坂で200mUP
7km~8km :下り坂100mDOWN
8km~10km :平坦
10km~13km :下り坂100mDOWN
13km~16km :上り坂で100mUP
16km~20km :下り坂100mDOWN
20km~ゴール:平坦
上記は平均値なので局所的にはすごい角度で、ママチャリでは絶対に走れません。私のトレーニングコースがそれなりの坂道なので、多少の傾斜は慣れているつもりで、最初は余裕でしたが、最終的には心が折れそうになりました。
下りは滑ったり膝を傷めないようにヒヤヒヤ走り、上りは走っているのか歩いているのか分からないくらいの速さでしか前に進めませんでした。
そんな中、非常に勇気づけられたのが、沿道の応援です。その中で繰り返し「あと少し」「その調子」など声をかけられました。すると、その言葉に至るまでのその人に考えていることは次のようなのことかなと考えました。
■応援1
なんか走っているのがきつそうに見える。
↓
とりあえず完走させてあげたい。
↓
騙してでも良いから足を動かせるようにする応援は・・・
↓
あと少し!もうすぐゴールだよ!
■応援2
記録を求めているように見える。
↓
少しでも速く走らせてあげたい
↓
単純に気持ちをアゲるための応援は・・・
↓
その調子!いい調子!
どの応援も、言葉につながるまでの3行を含めて言霊なんだと思います。
走者の想いと言霊が一致すると、ものすごい力になります。
応援するときは、その人がどんなことを想って競技をしているのか、深く考えて応援すると、相乗効果が生まれて、良い結果につながると思います。
大事な人を応援するときは、やたらめったら応援するのではなくて、言霊を大切にしたいものです。
膝腰痛い人は、勝沼のマラソンは要注意です。